リサーチ
エッセイでどう言うことを書くのか、つまり、トピックが決まったら答えを探さなければなりません(基礎編第6講参照)。 トピックについて、既に知識があればよいのですが、その知識が曖昧であったり、全く知識が無い場合、リサーチが重要になってきます。

まずは、トピックに関する基礎的知識をリサーチします。その後、主題(基礎編第7講参照)が決定した段階で、主題をサポートするためのリサーチを開始します。 ちなみに、現時点では、主題は決定していませんので、基礎的リサーチだけでかまいません。

リサーチの際の注意点は、「信頼性」です。自分が集めた情報が信用できるものなのかと言うことは、非常に重要な点です。情報の信頼性を探るためには、 以下の事に気をつけましょう。

- 日にち
筆者の批評や考え、情報源に掲載されているデータが、いつのものなのか? 例えば、現在の政治体制の事を書いているエッセイに、50年前に出版された書籍に書かれているコメントを引用したところで、余り意味がありません。 もちろん、古い情報でも現在に深い関わりがあることがありますので、内容に注意してください。 また、データも最新のものを使うようにしましょう。

- 筆者
情報源に掲載されている考えは誰のものなのか? 特にインターネットは、誰でも情報を発信することが出来ます。 例えば、普通の主婦が政治体制について考えを述べている記事があったとします。 それは、自分の周りのみで起こっている事実を元にした批評である確立があります。 近所で起こった出来事が、日本全体で起こっているとは限りません。 つまり、主婦だけではなく、一般人の考えは、時として、自分中心主義であり、極度の主観が含まれていることがあります。 対して、学者や専門家は、たくさんのデータ、世の中で起こっている多くの出来事、自分の経験などに基づいて批評をしており、一般人の批評に比べ信頼性があるとされます。 もちろん、専門家の批評が100%信頼できるわけではありません。

- 団体
どの団体が掲載した情報なのか? 自民党のホームページには、自民党の視点からのコメントが掲載されています。環境保護団体であるグリーンピースのホームページには、環境保護の観点からのコメントが掲載されています。 つまり、情報発信を行っている団体の種類によって、コメントの方向性は異なります。 リサーチをする際は、自民党だけではなく、民主党や共産党、グリーンピースだけではなく、反対の立場を取っている団体や個人の意見を調べる必要があります。 出来るだけ、中立な立場から物事を考えましょう。

情報源には以下の種類があります。

- 図書館
書籍、雑誌、百科事典、新聞、ビデオ、CDなど様々な情報源を保管し、公開しています。 大規模な図書館であれば、数百万冊の蔵書があり、情報の宝庫です。 近年では、パソコンを使って蔵書を検索できるサービスもありますので、情報を見つけるのも容易に出来るでしょう。

通常、米国の大規模大学では、深夜12時頃まで図書館が開いており、図書の貸し出し期間も、日本の大学とは比べ物にならないくらい長期間です。 それだけ、学生の間に、図書館が浸透していると言うことです。

- インターネット
パソコンさえあれば、家でも出来るという点では手軽です。また、最新のデータや見解を集めることが出来るのもインターネットの特徴です。 しかし、一方で、信頼性の問題も出て来ます。誰でも情報を公開できるため、時には、真実ではない情報もあり、信頼性の判断が必要となります。 当サイト内「オンライン情報源」のページに掲載している、「インターネット図書館(virtual library)」は、インターネットの中では、比較的信用の置けるサイトを収集しています。

以上に加え、友達や専門家への聞き取り調査(interview)や、クラスメートへのアンケート調査(survey)なども有効です。
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